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ひとりごはん、ひとり旅など

2022.04 ニューヨーク~フィラデルフィア1泊2日ひとり旅 1 1日目アムトラックの旅

ニューヨークから1泊2日でフィラデルフィアへひとり旅に行きました。

 

ニューヨークからフィラデルフィアへの移動はアムトラック、ニューヨークのPenn Station、Moynihan Train Hallから出発です。

今回は8:05am出発のNorth East Regionalという電車に乗ります。Acelaという電車が一番速いのですが、フィラデルフィアはNorth East Regionalでも1時間半で着くので、少しチケットが安いということもあり、こちらの電車にしました。

 

7:30am前には駅に着き、朝ごはんを調達すべく、ホールを探索します。2021年10月にMoynihan Train Hallに来たときはまだ工事中だったFood Hallがオープンしてましたが、朝の7時台ではどのお店もやっていませんでした。

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ただ、10月の時にはなかったH&H Bagleというお店が乗り場に近いところに開いていたので、そこでサーモンとクリームチーズのベーグルとコーヒーを買いました。

待合室で待っていると出発時間の20分くらい前に、乗る電車のホームのアナウンスがあり、すぐにホームへ向かいました。今までの経験からすると、乗車するホームの番号の案内は、待合室やホームへの入口のところに立っている係員からの情報が一番早いようですので、速やかにホームまで移動したい場合は係員が叫んでいる案内に注意しておくのがよさそうです。

今回は余裕を持って電車に乗り込み、指定席ではないので適当なところで席を選び落ち着きます。途中も何度も「この電車のチケットはすべて売り切れているので席を荷物でふさがないように」とのアナウンスがありました。座席分しかチケットを販売していないと思うので座れないということはないと思うのですが、遅く来た方や途中から乗った方たちは席を探して車両を移動したりしていたので、荷物が多いと大変そうです。

 

先ほど買ったベーグルとコーヒーを食べたり、景色を見ながらしながら過ごしていると、少し遅れましたがほぼ予定通りフィラデルフィアに到着しました。

 

フィラデルフィアについてネットで調べていると治安についての質問や情報がたくさんあり、どういう雰囲気なのか少し不安に思っていました。アムトラックの駅からまずはホテルまでどう行こうかと考えていて、Google Mapで調べると徒歩20分くらいと出たので、歩いて行こうかなと思い駅構内のMarket Streetという案内の方へ行くと、ホームレスが数人ドアのところにいて、これはまずいと思い、一旦人の多い中央のホールまで戻りました。翌日帰るときに「Market Streetの出入り口は閉まっている」という案内を見たので、もしかしたら人が通らないところにホームレスが集まっていたのかもしれません。

別の出口から出ることも考えましたが、駅周辺の雰囲気が分からなかったのと、Regional RailはAmtrakのチケットで中心部まで行けるという情報を発見したため、Regional Railに乗ることにしました。路線図と時刻表があれば、1駅だしどの電車に乗ればよいか分かるだろうと思いましたが、たくさん路線や行先の表示があり全く分からず、結局係の人に聞きました。何回も同じような質問をされているのか、慣れた様子で次の電車の時刻とホームの番号を教えてくれました。

教えられたホームに行くと、あまり人がおらず、少し不安になりますがすぐに電車が来ました。が、電車のドアの前に立っていてもドアが開きません。真ん中あたりのドアのみが開いている様子だったので慌ててそちらに行くと、車掌さんがいて、もう今にも出発しそうだったのですが、少し面倒くさそうに電車に乗せてくれました。他にも同じように乗れていなかった人がいたので、一緒に乗り込みます。恐らく乗客が少ないので1車両しか開いていないようでした。車掌さんが管理をしているため、電車内は雰囲気良く不安は全くありませんでした。

電車に乗って一駅のSuburban駅で降ります。改札の階まで行くと、日本と同じようにチケットを使わないと外に出られないようになっています。乗り込むときには係の方に教えていただき一番端のゲートから入れと言われ、同タイミングで出てくる人がいたためたまたまなのかチケットも何もスキャンせずに改札を通ってしまっていたため、どうやって出るのか分からずちょっと困りました。試しにAmtrakのチケットをかざしてみても反応せず、周囲には係員もお客さんもいなかったため誰も聞く人がおらず、うろうろしていると、改札の一番端のゲートだけに「Amtrakのチケットはここでスキャンする」と書かれているのを発見し、Amtrakのチケットをかざしてみると、無事ゲートが開きました。振り返ってみると、入る側のところにも同様の記載があり、入るときにも本当はここでスキャンしないといけなかったのかとやっと理解しました。

 

改札のところには誰もいませんでしたが、駅を出て地上に出ると人がたくさん歩いており、雰囲気も悪くありません。数分で今回泊まるホテルに着き、荷物を預かってもらいます。

荷物を預け、改めて外出しようとエレベーターに乗ると、杖を突いたおばあちゃんが一緒に乗り込んできて「あなたこれから歩くの?」と話しかけてきました。どういう意図かと分かりかねていると、バス停までサポートしてほしいとのこと。面倒なことになったら困るなと思い少し迷いましたが、少し足が不自由そうなおばあちゃんだったため、バス停までなら、とOKすると、外に出て、私の腕をつかみながら歩きだしました。1個目のバス停の前に大きな作業用の車が止まっていて、おばあちゃんは「これではバスが来ても私は乗れないから次のバス停まで歩く」と言い、次のバス停までついていきました。次のバス停の近くに来るとちょうどバスが来たので、おばあちゃんを乗せてお別れしました。

その間、どこから来たのか、とか自己紹介したりして2~3ブロック一緒に歩いただけですが、少しおしゃべりを楽しみました。頼まれた時にお金の話になったり、詐欺だったらどうしよう、とか、このままずっとついてきたらどうしようとか、少しでも考えてしまったこと、申し訳なく思いました。フィラデルフィアは治安がそこまでよくないという情報を目にしていたり、そもそも海外なので常に警戒をしているのですが、警戒しすぎて断っていたら、このような出会いもなかったのかと思うと、微妙な気持ちになります。とは言え、警戒は常にしておいた方がいいと思うので、バランスが難しいです。

おばあちゃんと別れて、早速観光を始めました。