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ひとりごはん、ひとり旅など

2021.10 ニューヨーク〜ボストン〜セーレム2泊3日ひとり旅3 2日目 セーレム

ボストン2泊3日ひとり旅の2日目です。

 

この日は、今回の旅の1番の目的地である「セーレム(Salem)」へ行ってきました。

さいころから魔女が出てくるお話が大好きで、アメリカのドラマの「サブリナ(Sabrina, the Teenage Witch)」や「奥様や魔女」を何回も見ていたので、「魔女の街」と呼ばれるセーレムがボストンから電車で30分程度で行ける街だと知り、いつか行ってみたいと思っていました。

 

まずはホテルから歩いてボストン郊外への電車が出ているNorth Stationへ行きました。チケットは対人の窓口もあるようでしたが、待合場所の端に自動券売機がありそこで購入しました。

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ゾーンにより値段が異なるようです。

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セーレムはゾーン3になっていたので、その分の往復チケットを買いました。また、待合場所のすぐ横にフードコートがあり、朝8時過ぎでしたがカフェが開いていたため、そこで朝ごはんのパンとコーヒーを買いました。

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私が旅行をしたのは10月中旬でしたが、ハロウィンの週末とその1週前の週末はセーレムへ行く臨時電車が出るようです。さすが魔女の街だけあり、ハロウィンは盛り上がるのでしょう。

アムトラックと同様に、大きい掲示板があり、出発時間の直前にホームの番号が表示され、それに従い電車に乗り込みました。

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途中で車掌さんが来て、チケットを確認します。私が買ったのは往復チケットだったため、チケットを返してくれて「帰りにもこのチケットを見せるのよ」と言ってくれました。

コーヒーを飲みながら約30分でセーレム駅に到着しました。他にも同様に観光客っぽい方々がいて、一緒にセーレム駅に降りました。

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駅を出て南に歩くとすぐにセーレムの中心地に到着します。まず「奥様は魔女」のサマンサの銅像がありテンションが上がります。

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朝の9:00am過ぎでしたので人もおらず写真を撮ることができましたが、お昼以降ここの前を通ったときは写真を撮る人の列ができていました。

そこから歩いてThe House of the Seven Gablesへ向かいます。朝8:30amと早い電車に乗ったのは、ここの予約が10:00amからで次の電車だと間に合わないからです。時間に少し余裕があったため、ゆっくり海の様子を見ながら歩いて到着しました。

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とてもお天気が良く、ニューヨークよりも北に行くのだからと薄手のコートを着ていたのですが、歩いていると暑くなってしまい、脱ぐほど暖かい日でした。

The House of the Seven Gablesは同じ名前の小説(七破風の屋敷)のモデルとなったお家だそうです。

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残念ながらその小説は読んだことなかったのですが、家の中を案内してくれるガイドツアーに参加し、いろいろ説明を聞いたのでとても楽しめました。家や住んでいた家族の歴史、古い調度品、暖炉の横にある隠し階段など見所がいっぱいでした。

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また、建物だけでなく、お庭もお庭から眺める景色も素敵でした。

 

また歩いて街の中心地へと戻ります。ハロウィンが近かったため、歩いている途中にある普通の家もとても凝ったハロウィンの飾りつけをしていました。

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次に向かったのはThe Witch House at Salemです。こちらも見学するには予約が必要でした。こちらの予約は12:30pmでしたので、少しうろうろして時間を潰しつつ近くまでやってくると、その周囲にはたくさんの人がいました。

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周辺で待っていて予約の時間になると、中から人が出てきてその時間の予約の人を中に入れてくれます。先ほど見たThe House of the Seven Gablesと同様にガイドツアーで見学するのかと思っていましたが、最初の部屋まで案内され、少し説明を受けた後は自由に見学するスタイルでした。建物が木造でとても古く、こうして人数を制限しているのも納得です。

各部屋には魔女裁判などの詳細な説明があり、セーレムは魔女の街というより、魔女裁判の街という方が正しいのだと理解しました。あまり知らないことだったので、興味深く読みました。

 

The Witch House at Salemの見学を終え、お昼を食べに、Turner's Seafoodというレストランへ行きました。

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一人であることを伝えると、カウンター席を案内してくれました。席にはQRコードがあり、メニューを参照するだけでなく、注文までそこから完了できました。カウンターの内側では注文を受けて牡蠣やクラムなどを次々と開けていたので私も食べたくなり、クラムとクラブケーキをオーダーしました。

カウンターの中にいたおじさんはとても気さくに話しかけてくれ、私がクラムだけを注文したのを見ると、「本当は牡蠣も食べたいでしょ」と言って、牡蠣を1つ無料でつけてくれました。私が日本人だと知るとスマホの翻訳機能を使って話してくれたりととても楽しく過ごしました。

 

お腹も満足したので次に向かったのはWitch Dungeon Museumです。

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「ダンジョン」というとゲームのRPGに出てくるもののイメージしかなかったのですが、ここで初めて「地下牢」という意味だと知りました。ただ、ここは本当に地下牢として使われていたところではなく、それを再現したもののようです。

チケットを購入するとちょうどいいタイミングで魔女裁判を再現した短いお芝居が始まるところでした。

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お芝居自体はどのような内容なのかあらすじも把握してなかったためちょっと聞き取るのが難しく、完全に理解できなかったのが残念でした。お芝居の後、地下に案内され、薄暗い中で追加の説明を聞き、地下牢を再現した蝋人形が置いてあるエリアを見学して終わりです。

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最後はお化け屋敷のような雰囲気でしたが、お芝居や案内をしてくれる女性がとても明るくいろいろ説明してくれるので、怖いことはありませんでした。

 

先ほど前を通り気になっていたMelt Ice Creamというお店でアイスクリームを買い、それを食べつつセーレムのメインストリートを歩きました。まだハロウィンではありませんでしたが、飾りつけがされていたり、魔女の恰好をした人がいて写真を撮る行列ができていたり、ハロウィン気分が盛り上がります。当日の週末はイベントなどもたくさん開催されるようです。

 

それから休憩をしつついろいろなお店や墓地などを見て回り、名残り惜しいですが、また電車に乗ってボストンへ帰ることにしました。

 

セーレム駅に着き、電車に乗る前にチケットを確認しようとバッグの中を探しましたが・・・、チケットが見当たりません。周辺の地面も確認しましたが、ありません。もう一度バッグの中を落ち着いて探しましたが、ありません。恐らく何度も出し入れするスマホと同じバッグのポケットに入れていたことが原因で、いつの間にかどこかに落としてしまったのだと思います。行きの電車の中で「帰りにもこのチケットを見せるのよ」と言われた時、「分かってるよ」と思った自分が恥ずかしいです。

セーレムの駅を探しても窓口もなければ券売機もないので、どうしようかと思っているところに電車が来ました。とりあえず乗り込み、すぐそこにいた車掌さんに聞いたら、すぐに席に行くよ、と言われました。検札で来た車掌さんからチケットを買うことができました。うろ覚えですが、往復で券売機で買った時と、車内で買った時と片道の値段は同じだったように思います。

ちなみにホテルに帰ったらチケットが見つかる、という落ちもあるかもしれないと思ってましたが、やはり見つからず、途中どこかで落としてしまったのでしょう。あまりこういうミスをしないので、少し落ち込みました。

 

移動もあり少し疲れたためその日の夕飯は近くの日本料理屋さんでテイクアウトをしてホテルの部屋でいただきました。

 

憧れていたセーレムに行くことができて、大満足の1日でした。